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薬学生の1割超がドラッグストア希望

薬剤師の就職先

薬剤師の就職先といえば、調剤薬局や病院をイメージするものです。
やはり、薬剤師が働いている現場としては調剤薬局が多いですし、病院やクリニックでも採用情報が多く上がっているためこれらの場所はニーズが多い現場でもあります。

もちろん中には安定性を求めて病院で働く、とか新薬の研究がしたいとして製薬会社や官公庁での就職を希望するという人もいます。
薬剤師とひとことで言っても、その人の希望する進路に応じて就職先は選ぶことができますし、ビジネスプランやライフプランにあった就職先の選択が可能です。

女性の場合には結婚や出産をしても仕事に復職しやすいとして大手の薬局に勤務したり病院に勤務したりすることを希望する人が多いです。
それに対して男性の場合には開業することを目標とする場合には中小の薬局での就職希望する人も多いですし、アーリーリタイアを希望する人はMRとして働くことを希望するということもあります。
このようにその人の想い描く将来に応じて薬剤師の資格を活用することが可能なのです。

ドラッグストアへの就職希望者の増加

薬剤師の希望就職先の調査を行なった結果、ドラッグストアを就職先として希望する学生が全体の10パーセントを超えており、調剤薬局や病院に次いで人気を集めているということが明らかになりました。
また、インターンシップに参加をした学生が多い調剤薬局ほど、より多くの内定者を確保しており、インターンシップを起点にして説明会や面接、内定獲得までの仕組みを構築することがとても重要であるということが明らかにもなっています。

ドラッグストアは就職先として、かなり人気となりつつあります。
一昔前までは、あまり人気がありませんでしたから、この結果はとても驚きのものとなっているのです。

ドラッグストアで薬剤師が仕事というのは第一類医薬品の販売をするために薬剤師が必要であるとされてきました。
しかし、実際には薬剤師は医薬品の販売だけでなく、他のスタッフやアルバイトとともに品出しをしたりレジ打ちをしたりという業務にも当たらなければなりません。
場合によっては発注作業をしたり、バイトのシフト調整をしたりという仕事を任されることもあり、そういった仕事もしなければならないということから敬遠されてきました。

しかし、ドラッグストアの仕事は給与が高いということが人気の背景としてあります。
年間の給与が50万円ほど調剤薬局での仕事よりも高いと言われており、これはかなり大きな金額です。

年収が50万円違えば、10年間で得られる給与の差は500万円まで広がります。

さらに年収の違いというのは基本給に反映されますから、給与の伸び率やボーナス、退職金、というところまで反映されますから、トータルの給与の違いというのはスタート時の年収を単純に勤務年数と掛け合わせたもの以上となるのです。

そう言った面からも、給与が高いということはとても重要なことであるといえるのではないでしょうか。