企業保健師を目指すのはあり？

看護師と保健師の資格とを取得できる看護学校に通っている人は、就職活動にあたっては看護師としても保健師としても就職情報を探すものです。
この作業をしていて気づくのが、保健師の就職先が圧倒的に少ないということです。

求人サイトを探してみても、保健師の採用情報は看護師の１割程度ということも多くあります。
そのため、保健師として働くというのはとても難しいと思われてしまうことが多いです。

このように保健師の就職先というのは数が少ないために、新卒での企業保健師は無理であるということが言われてしまうことがあります。
決して無理ではないのですが、就職先の数は圧倒的に少ないのは事実です。

そこで、保健師として働く中でも特に企業保健師として働きたいと思えば内定をもらうまでにかなり苦労することが多いです。
そのため、企業保健師として働くためにはしっかりと情報を得て適切な行動をとることが重要になります。

一般的には就職活動というとインターネットの求人情報サイトを見て探すことが多いです。
しかし、一般的には企業は通常の求人情報で保健師を募集するということはほとんどありません。
そのため、採用情報を探してもなかなか見つからないということがほとんどです。

企業は保健師の募集をするという時には求人サイトに情報を出さない代わりに繋がりがある病院や大学に求人がないかを問い合わせることが多いです。
そのために、学校の求人情報を閲覧することが最も求人情報を得られるチャンスとなるのですが、これも決してたくさんあるわけではないです。

企業が求める保健師として、採用情報の中に看護師経験があることということが明記されていることが多いです。
これは、保健師の仕事には看護師の仕事経験が役立つことが多いということもありますし、社会経験を積んでいるということで仕事の中でも何かと頼りになるという側面があります。

もちろん、中には新卒が良いとして新卒の保健師を積極的に採用する企業もあります。
このように新卒を希望するのは企業のカラーを保健師まで浸透させやすいということが理由です。

特に大手企業の場合には企業オリジナルのカラーがありますし、企業保健師の数も多いです。
そのため、新卒保健師に対してしっかり教育をして指導していくプロセスが出来上がっているために新卒を採用しても十分に育てることができ、そういった観点からも新卒を積極的に採用しています。